「糖質制限ダイエット」をやってみたら「世の中の真理」に気づいた
8月の終わり頃、ネットで
「糖質制限ダイエット」
に出会った。
「糖質制限ダイエット」を簡単にまとめると、
脳を動かすための糖質を制限すると、
代わりに脂肪を使って脳を動かすようになり、
脂肪が燃え、
そして、
結果、
痩せる
と言った内容。
詳しいことはグリコ様のサイトにまとめてあるのでご参照ください。
糖質制限ダイエットってなに?そのメリットとデメリットとは? | POWER PRODUCTION MAGAZINE(パワープロダクションマガジン)
このダイエットの良いところは、カロリー制限のように食事のカロリーを気にしたり、カロリー計算しなくても、ご飯とかパンといった主食(糖質の多いもの)を避ければ、なんとなくダイエットできるところ。
さらに、カロリーの取りすぎはもちろんダメだけどそこまで厳しくなかったり、タンパク質もある程度摂取して良いらしく、お肉やお魚は食べられるためダイエットにありがちな空腹感にさいなまれることもあまりない。
ダイエットにかかる面倒ごとが少ない上に、効果が出やすいということでネットでもかなり話題になり、調べると「糖質制限ダイエット」を実践している人のブログもたくさん出てくる。
時々、「糖質制限ダイエット」をしてて死亡した人の記事も見かけるので万能なダイエット方法ではないんでしょうけど、そもそも万能なダイエットはないでしょうし。
健康的に痩せたいなら、まず運動をしないといけない、と私は思います。
ラクして痩せる、は無い、と。
でも、ネットで色々調べてみると面白そうなのでやってみました、「糖質制限ダイエット」。
並行して以前から通っているジムも継続。糖質制限と運動でどう変わるのか。8月末から2ヶ月程実施してみました。
糖質制限をスタートした当初、頭がボーッとして仕方がなくて、炭水化物を食べたくて悶々とする日々。
ネットで調べてみると、
「糖質を使って脳を動かすターン」から、
「脂肪を使って脳を動かすターン」に移行するまで
頭がボーッとしたり、体がダルくなったりするようです。これが結構辛くて。
しかも主食を控えてるのでお昼ご飯や晩ご飯の後にすぐお腹が空いてくるんです。
「空腹」と「倦怠感」。
最初の1週間位はずっとこの2つに悩まされました。楽して痩せる、はやっぱりなかった。
その辛い「倦怠感」も1週間もすると収まり、糖質がなくてもなんとかなるんですが、「空腹感」の方は収まらない。
すると必然的に糖質の少ないものをたくさん食べてお腹を満たそうとするわけですが、日本という国で暮らしていると糖質が少ない食事を食べさせてくれるお店がほとんどない。
街中に、糖質が、溢れている。
どこのお店に行ってもだいたいご飯が付いてくる。そしてご飯が付いている定食やら、ランチセットの値段の方が、おかずを単品でいくつか頼むより圧倒的に安上がり。
日本では米とかパンってタダみたいなもんなのか?
そんな糖質制限に向いてない国、日本で糖質制限をするためにネットで色々調べました。
糖質制限を紹介してるサイトで良く出てくるローソンで売ってる「ブランパン」シリーズ。これにはだいぶ助けられました。朝ご飯と昼ご飯はこの「ブランパン」を主軸に据えて、糖質の低いおかずを選んでいきます。
それと合わせてこれまたローソンで売ってる「からあげクン」、最近ではどこのコンビニでも買える「サラダチキン」、あとはサラダやスープでお腹を膨らましてく日々。
糖質制限と並行して筋トレも実施。糖質制限中にはタンパク質は摂っていいのでプロテインも積極的に摂取。朝晩2回のプロテインに週2回のジムと、ジムに行けない日は家でコロコロローラーとプッシュアップバー。
普通のサラリーマンが何やってんだか良く分からないくらいにストイックに過ごしました。
そして、約2カ月が過ぎて現在。
もともと身長170cm(公称)で55kgだった私は、糖質制限を始める前と後で体重に大きな変化はなかったですが、見た目的にはお腹周りと胸周りがスッキリして筋肉が見えるように。
いわゆる細マッチョ体型になりました。
夏も終わり、今さら細マッチョになっても披露する機会もないのが悔やまれます。
ただ、もう正直なところ、ここまでストイックな糖質制限はしんどいなぁ、というのが本音。
細マッチョ体型を手に入れ、最初はテンションが上がりましたが、
普通のサラリーマンである私が、
ストイックに糖質制限をして、
ストイックに筋トレをして、
細マッチョになって、
一体、
何になる?
という疑問にぶち当たり、結果、
何にもならない
という結論に至りました。
人間、何にもならないことにストイックになり続けることは難しい。誰かに細マッチョになった私を褒めてもらいたい、細マッチョの私をもっと見てもらいたい、細マッチョな私を激しく求めて欲しい。
しかし、世の中は34歳のオッサンが細マッチョになっても興味なんかない。
なんなら「糖質制限ダイエット」をしていることを伝えても、
言われてみたらちょっと痩せた?
と社交辞令程度のコメントしか引き出せない。
34歳のオッサンが糖質制限してても、ダイエットして痩せても、興味ないんです、世の中は。
むしろ、何でそんなことしてるの?、って怪訝な顔をされる。
怪訝になるんです、34歳のオッサンが唐突に「糖質制限ダイエット」とか言い出すと。不信なんです、不信感が募るんです。
もうやめだ、そもそも太ってないんだ、私は。これ以上痩せると、これからの時期、免疫力が下がってすぐ体調を崩してしまうことを、過去の経験から私は知ってるんだ。すぐに風邪をひいてしまう。
これからは風邪をひかない体作りのために、どんどん炭水化物を摂って、大きな体を目指します。
誰も興味ないでしょうけど。
沖縄旅行 その六
沖縄旅行記なのに、東京でのおっさんたちのイザコザと、昼からお酒飲むおっさんの模様と、キャバレークラブではしゃぐおっさんの醜態を晒すこの日記もいよいよ最終回。感動のフィナーレ。
朝5時、ホテルに戻った私はベッドに倒れこんですぐに爆睡。
9時過ぎ頃、会社の携帯が鳴って目が覚めました。電話に出ると先輩で、朝からボスはゴルフに出かけて、それ以外のメンバーはやること決めてないからとりあえずチェックアウトの10時にロビー集合、とのこと。
沖縄旅行が中止かもしれないとあれだけ言っていたボスは、しっかりとゴルフまで予約済み。準備がいい、ボス。
シャワーを浴びて、荷物を片付けてロビーに向かいます。
ロビーには、昨夜一緒に飲んでいた同僚以外、全員集合。沖縄旅行2日目は前日夜から続く雨。みんなロビーから見える朝から土砂降りな沖縄の街を眺めてました。
私はチェックアウトのギリギリの時間に手続きを済ませましたが、同僚が一向にロビーに現れない。もうチェックアウトの時間。嫌な予感がします。
何人かで同僚の携帯に電話しても出ないので、フロントの電話を借りることに。数コールで電話に出て、今起きた、とのことでしばらくロビーで同僚待ち。その間に、その日のスケジュールをみんなで打ち合わせ。
外は土砂降りなので、屋内でゆっくり出来る施設を探すと、那覇空港のそばに温泉施設があり、そこに行くことにしました。
しばらくすると同僚がロビーに。完全に具合悪そう。完全なるグロッキー。
そんなグロッキーな同僚も含めた数名で、沖縄ローカルのハンバーガーショップ「A&W」に朝からハンバーガーを食べに行くことに。
「A&W」沖縄ローカルのファストフード店 | 観光コラム「達人指南」 | たびらい | たびらい沖縄
朝ごはんの行き先を聞いた同僚は悲しそうな顔をしていました。
土砂降りの雨の中、幌を閉めたオープンカーでハンバーガーショップを目指します。オープンカーにしたやつ誰だ。
「A&W」のハンバーガーはちゃんとお肉の味がする美味しいハンバーガーでした。また行きたい。
同僚はオレンジジュースのSサイズを頼んで半分以上残していました。
お腹を満たし、我々は温泉を目指します。
ここはオシャレスーパー銭湯系で、海が一望できる露天風呂、内湯も確か2種類、サウナも2種類、水風呂外だったり、色々お風呂があってお温泉好きな私としては大満足。ひと通りの温泉に浸かって、昨夜の疲れも吹っ飛びました。
沖縄旅行で温泉というのはあまりイメージないかも知れませんが悪くない、むしろ良い。観光し疲れた最後に行くのもおすすめです。
同僚は湯船に浸かって温まったら気持ち悪くなったようで、休憩所で横になっていました。
温泉に浸かっていると雨も上がって、晴れてきました。
現在時刻が13時過ぎ、空港集合が16時。
まだ時間があるので近くにある海でも見に行こうと同僚と車で繰り出します。
途中、広い公園に立ち寄ったり、地元のサーファーしかいない海を見て、最終目的地を平和の塔として車を走らせます。
細い道を進んで平和の塔に着くと、地元の人が三線の練習をしていて、いかにも沖縄らしい雰囲気。海もとても綺麗。
平和の塔を目の前にし、
今回の沖縄旅行のボスの行動についても、
私が初日に何度も寝過ごして大慌てしたことも、
同僚が2日目にグロッキーで死にかけていたことも、
これも平和であってこそのことだなぁ、と同僚と平和の尊さについてしみじみと感じ入りました。
現代の日本で生きている私達にとって、平和はもはや当たり前で、平和である、ということを意識することも少ない。
世界のどこかで起きているテロや、飢餓、貧困が原因で起きる事件、宗教対立による攻撃やその報復に対して遠い知らない国の出来事で、平和な日本に住んでいる自分には関係のないものだと思って過ごしている。
ただ、今ある日本の平和って多くの人の犠牲の上にようやく築き上げられたもので、それを日々の生活の中で考えることは、残念ながらほとんどない。平和に胡座をかいているのかも知れない。
日本の平和のために犠牲になっていった多くの人達に、今の私はちゃんと応えられているのだろうか。
綺麗な海を見て、波の音と、三線の音を聴きながら平和の塔の前でそんなことをぼんやりと考えていると、気付くと大量の蚊に囲まれていて慌てて車に戻りました。
その後、レンタカーを返し、少しのお土産を買って、東京へ戻りました。空港で合流したボスは、ゴルフ場は雨が降らず晴天だったようで真っ黒に日焼けしていて、沖縄を満喫したようでした。ピース。
ここまで6回に渡ってお送りした沖縄旅行記、これで完結です。
まさか1泊2日の旅行をここまで引っ張るとは自分でも思いませんでしたが、それだけ内容の濃い旅だったんだということで。
しばらく旅の予定はありませんが、沖縄のポテンシャルを今回感じたので是非ともまた行きたいと考えております。
これからも観光地に行かない旅行記をよろしくお願いします。
沖縄旅行 その伍
観光情報が全くない沖縄旅行記の第五弾。怒涛のキャバレークラブ放浪記。沖縄の夜は終わらない。
1軒目のお店を出ると、再びキャッチのお兄さん達のお出迎え。逃がさないぞ、という強い意志をひしひしと感じます。
約束通りジャンケンで2番目に勝ったお兄さんのお店に案内してもらいます。
2軒目:25時30〜
1軒目のお店に比べてだいぶ賑わってる店内。カジュアルな雰囲気のお店。
雨で、平日で、25時過ぎでも盛り上がってるお店に期待が膨らみます。
最初に来た女の子達は期待通りとても可愛い2人。スタイルも良いし、そしてノリも良い。完璧じゃないか。東京の、私がたまに行く界隈ではまずお目にかかれないレベルの女の子。街で歩いてたら振向いて二度見してしまうくらいの女の子。
1軒目終わりで謎の「B線宣言」をした同僚がまた静かにならないか心配でしたが、お酒も回ってきたのかテンション高めになっていて一安心。
途中で変わった女の子も2人ともめちゃくちゃ可愛いし、スタイルも良いし、ノリも良い、さらに下ネタにも対応出来る。見つけました、沖縄で、完璧なキャバ嬢、パーフェクトキャバ嬢。
美人が苦手なはずの同僚もえげつない下ネタを連発して大いに盛り上がっておりました。
なんだったんだあの「B線宣言」は。
3軒目:26時30〜
2軒目を出てジャンケンが1番弱かったキャッチのお兄さんのお店に。前の2軒と比べてゴージャス感のあるお店。
ゴージャス感と関係があるかはわかりませんが、ここで最初に同僚に付いた女の子がまさかのフランス人とのハーフ。ここまで色々とネタを提供してくれた同僚ですが、ここでも見せてくれました。引きの強さ。
「沖縄のキャバクラでフランス人とのハーフキャバ嬢が付く」
またそういう逸材を引き当てるのがこの夜の同僚。ホントに引きが強い。
私も同僚も「フランス人とのハーフキャバ嬢」と対峙するのは人生初。若干、緊張しながらもこの不思議な状況を楽しみました。
そのあと同僚は、途中で変わった女の子のおっぱいがXLサイズで、再びおっぱいと会話していました。自由。
4軒目:27時30〜
夜も更けてきて、次でラストのお店がほとんどの時間帯に。沖縄の夜を有終の美で終わらせたい我々は作戦会議を実施。
話し合った結果、その夜2人が1番テンション上がった2軒目に再度訪問することに。キャッチのお兄さんをつかまえて、もう一回2軒目に行ったお店に連れて行ってもらいます。
お店に入るともう4時近いのにまだまだ盛り上がってる店内。団体客がシャンパン入れて大騒ぎしてるタイミングでした。平日の夜中でこの盛り上がり、沖縄って凄い。
再びパーフェクトキャバ嬢達とラストまで楽しくお話しして、朝5時頃に退店。外に出ると空が白んできていました。一晩中飲み歩いて、さすがに疲れた我々はホテルに戻って速攻眠りにつきました。
沖縄でキャバレークラブに行ったのは今回が初でしたが、女の子達が変にスレてないしノリも良い、その上みんな可愛い、と言うことなしでした。また行きたいなぁ、と日記を書きながら思いを馳せております。
次回、やっと最終回(予定)です。
沖縄旅行 その四
たった1泊2日の沖縄旅行を水増しして、水増しして第四弾。
第一弾、第ニ弾、第三弾はこちら。
職場でのオフィシャルな予定が日付が変わる頃に終了。ここから我々を縛るものはもう何もない。
沖縄の夜の幕開けだ。
バーを出て、同僚と2人で沖縄一の飲屋街である松山までタクシーで移動。
タクシーをおりるとキャッチのお兄さん達からの熱烈な歓迎を受ける我々。松山ではキャッチの勢いが凄いのは事前にネットで調べて覚悟してましたがもう想像以上。タクシーを降りた途端に複数のメンズに囲まれる異常事態。怖い。
「うちは何の店で、こっちは何の店で、であいつの店はこんなんで…」
って我々がまだ何にも聞いてないのに矢継ぎ早にまくしたててくるキャッチのお兄さん達。連携が凄い。
我々の今夜の目的が「キャバレークラブ」だということを伝えると、3人のお兄さんが鼻息荒く立候補。3人とも、鼻息が荒い。早く誰かに決めないとケンカするんじゃないかという勢い。
ケンカになる前に、ジャンケンして勝った人のお店から順番で紹介してもらうことにしました。
我々がキャッチのお兄さん達にオーダーした内容としては、
「沖縄の女性」
「2人で来てるから2人ちゃんと付いてくれること」
とシンプルにこの2点。
どのキャッチのお兄さんも、
「任せてください!」
「ウチは沖縄の子しかいないっすから!」
「ウチは可愛い沖縄の子しかいないっすから!」
「ブスだったらすぐに言ってください!」
と自信満々。ホントかよ、沖縄の可愛い子、松山に集まり過ぎだろ。あとこの子ブスなんでチェンジしてくださいって言いづらいっしよ。
1軒目:24時30〜
沖縄の夜、記念すべき1軒目のキャバレークラブ。
お店に入ると雨で平日の夜なのもあってか客の入りもまばらな感じ。
最初に我々に付いたら女の子は、まぁ私の方は普通の女の子、まぁ普通。同僚に付いた子はまぁまぁ大きい、体格の良い女性。Mサイズと言うには無理があって、Lですね、Lサイズ。そしておっぱいもLサイズ、いやX Lって言っても過言ではない。
2人ともノリの良い子達で、みんなでワイワイ話をしてたんですが、どうも同僚の目線が定まらない。目線の先を追ってみると、隣にあるX Lサイズのおっぱいを凝視してる様子。「女の子と話してる」と言うよりは「おっぱいと話してる」状況。
さすがに女の子も気付いて、おっぱいばかり見ていることについて同僚にツッコむと、
「オフィシャルな場で堂々とおっぱいを凝視していい空間に久しぶりに来てテンションが上がった。」
とのこと。ちょっと発想がヤバい。キャバレークラブを「堂々とおっぱいを凝視していい場」だと思ってる、彼は。
しばらくすると女の子が交代する時間に。
私には相変わらず普通目な女の子。そして、同僚にはそのお店でも1番可愛いんじゃなかろうかと思われる女の子が。ギャル系の上位レベルの女の子。
私が隣の女の子と話していても、どうも同僚サイドの方からあまり話し声が聞こえない。気になってチラチラ見ていると、同僚はあまり女の子を見ようとせず、話しかけられても素っ気ない返事を繰り返している様子。若干、挙動もおかしい。
さっきまでおっぱい凝視して楽しそうに話していた同僚とはまるで別人のよう。
お酒が特別強い同僚でもないため、体調でも悪くなったかと思ってどうしたか聞いてみると、
「あまりに美人過ぎて緊張して、顔が見れないし、上手く話せない。」
とのこと。童貞か、童貞なのか、お前は。そして、さっきまで見たことないくらい楽しそうに話してたおっぱい大きかった子に謝りなさい。
そこから、緊張してる同僚をイジって盛り上がっていたら時間が来て1軒目終了。
お店を出るとき同僚に美人がついてくれたのにもったいないって話しかけると、
「僕は、美人はあんまり得意じゃないから、ちょっとブスくらいな女の子がいいんです。」
と遠い目をしながら発して、今後の展開への不安をいたずらに煽るのでした。
沖縄の夜編、続きます。
沖縄旅行 その参
「沖縄旅行記」を書きたいはずなのになかなか沖縄に着かないもどかしさ。タイトルと内容が合ってない日記の第三弾。
第一弾と第二弾はこちら。
いよいよ今回は沖縄編をお届けいたします。
「沖縄旅行その壱」のラストでも書きましたが、職場のボスは空港にマスタングの赤いオープンカー(左ハンドル)で登場しました。マスタングに職場のメンバー全員は乗れないので、ボスはもう2台、レンタカーを手配していました。
BMWのオープンカーとGOLFのオープンカー。
まさかのオープンカー縛り。
まさかの外車縛り。(この2台は右ハンドル)
ボスってマジでバカなのかな、って不安になる展開。しかもレンタカー屋の名前が、
「セレブレンタカー」
バカだったみたいです、ボス。異論の余地がない。
まぁ、私もバカなんで人生初のオープンカーでテンション上がっちゃいまして。
幌をあげて、助手席でDJ武千代は倖田來未の「キューティーハニー」を爆音で流して沖縄の街をかっ飛ばし「最高!フゥー!!」って叫んだりしてオープンカー満喫しちゃったんですけど。
その後、街に行く組と、海に行く組で分かれて移動することに。
私は街に行く組。
事前の調査で沖縄の「牧志公設市場」では昼間から飲めるお店があって、しかもコスパが半端なく良いってことで盛り上がってるとのこと。
【沖縄で千円飲み歩き】那覇国際通り近く「公設市場の周辺」を徹底紹介![せんべろ] | SPOT
沖縄旅行では絶対にここに行くと決めておりました。旅行なのに観光もしないで昼間からお酒飲んじゃう贅沢。素敵。
オープンカーはホテルの駐車場に預けて牧志公設市場へ。オープンカーの出番は、実質1時間くらいでした。オープンカーの持ち腐れ感が否めない。
どのお店も1,000円払うと
「お酒が3杯とおつまみ1皿」
がデフォルト。
パラダイスが沖縄にありました。
そんなパラダイスを昼過ぎから3軒ハシゴ、3軒目にはもう泥酔。3千円で泥酔。3千円の破壊力、沖縄だと半端ない。円高が過ぎる。
夕方17時に沖縄旅行1回目のピークを迎えました。
牧志公設市場を離れ、一度ホテルに戻り、夜は職場のメンバー全員で集まってご飯だったのでそれまで仮眠。
「沖縄旅行その弐」でも書きましたが、寝坊でスタートした今回の旅。案の定、仮眠しても寝過ごす私。
目を覚ますと携帯電話の着信履歴が職場の人から何件も入っててゾッとしました。最終的にフロントからの電話で目覚め、また荷物だけ適当に持って出発。フロントには殺気立ったボスの姿がありました。
夕飯はアグー豚のしゃぶしゃぶを食べられるお店へ。
これが絶品で、昼からずっと飲んで食べてを繰り返してお腹が空いてない状態でしたがいくらでも食べられるレベル。しっかり締めの雑炊まで頂きました。
その後、職場の有志とバーへ。バーでは引退直前の安室奈美恵のライブ映像が流れていて、安室奈美恵ファンのボスは会話そっちのけでライブに釘付け。
バーのマスターに沖縄で開催してた安室奈美恵展に行った話をしてるボス。
1回500円するガチャを10回くらい回したことを嬉々として話してるボス。
安室奈美恵展でパネルと写真を撮ったことを嬉々として話してるボス。
戸愚呂弟似、身体およそ190cm、コワモテのボスがあんなに楽しそうに喋ってるのを初めて見ました。どんだけ安室奈美恵好きなんだ。
小1時間ほどお邪魔して日付が変わる頃、オフィシャルな予定は終了。ここからは自由行動。いよいよここからが本番、沖縄の夜の幕開け。待ち望んだ沖縄の夜。
次回、沖縄の夜編に続きます。
沖縄旅行 その弐
前回の日記では、東京で繰り広げられた、いい歳した大人による茶番劇の模様をお送りしました。
今回はその続編です。
前回は沖縄に到着したところまで書きましたが、沖縄上陸前にまだ2つ、東京(と埼玉)で事件がありました。
1つは、職場の同僚が旅行前日の夜に持病が発症し救急車で搬送され、まさかの当日キャンセル。
前日の昼には、
「沖縄の夜で大フィーバーする」
「ちゅらさんと朝まで大フィーバーする」
と私たちと意気込んでいた彼は、参加できなかった。
彼の無念を思うと心が締め付けられました。また同時に、彼の分まで沖縄の夜を楽しまねば、と私たちの心に火が付いた。
我々は彼の屍を越え、
残ったメンバーで沖縄の夜で大フィーバーするんだ、
これは彼の弔い合戦だ、
帰京後、彼の墓標に泡盛をかけてやる、
海ぶどうもかけてやる、
ラフティーもだ、
立派な晩酌だ、
と心に誓い、羽田を発ちました。
もう1つは、私ごとですが、朝4時30分発の羽田空港行きのバスに乗る予定だったのですが、朝4時20分に目が覚めるというハプニング。
起きてスマホの時間を確認した瞬間、
ッオアァーーァ!ェワァーーー!ー!ッ!!、
って叫びましたもん。
寝起きからあんな大きな声出るんだなって、ショックで一気に喉が開いた。
いやー、流石にこれはもう詰んだな、って思いましたね。もうあと10分でバス出るもん、普段朝の準備に1時間くらいかかるし。沖縄行けねぇな、って。こりゃボスにキレられんな、って。
しかしながら、この絶対絶命な状況でもなんとかなるのが私、武千代。一般の人とは旅の経験値が違う。はっきり言って、積んできた経験が違う。量が、質が、一般人のそれを全て上回る。
旅のスペシャリストである私は、前日の夜に本当に必要な荷物(コンタクトレンズや着替え等)はそこそこカバンに詰めておりました。荷造りさえ何とかなれば間に合う!と大急ぎで思い付く限りの持ち物をカバンに詰め込み3分程で準備完了。
気が動転してたからか沖縄に行くっていうのに寝間着の上に何故か秋物のロングコートを羽織って全力で駅までダッシュ。
異様な光景だったと思います、半袖半ズボンで完全寝巻きの上にロングコート着た男が早朝に全力疾走してるのは。
自分史上最速であったろう全力疾走の甲斐あり何とかバスに間に合い、空港で寝間着から着替えて無事に沖縄へ出発。沖縄旅行中、ロングコートの出番は無く、とてもかさばりました。
沖縄旅行の日記なのに全然沖縄に着かない。
前回の日記で一回沖縄上陸したのに、また東京に戻るこの日記。
次回は、今度こそ、沖縄編。
続きます。
沖縄旅行 その壱
先日、5月に書いた日記でも触れた職場の社員旅行があった。
社員旅行に行きたくなくて色々策を練ってみる - その男、武千代
5月から約4カ月間、私はずっと行きたくない気持ちを抱え込んだまま過ごしていた。
そして、職場の人達もあまり乗り気でないことが当日が近づくにつれて明るみになっていった、ボス以外。
事の発端は職場の成績が7月から急降下したことにある。ビットコインの急下落並みに成績がガタ落ちした。
しかも悪いことに8月もその勢いのまま低空飛行。
これにボスは焦った。
9月もこの調子だと職場の予算達成が危ぶまれる程の急ブレーキ。
ボスは、完全に、焦った。
ただでさえ良い雰囲気ではない職場の雰囲気が、更に悪くなった。
「1番似てる有名人は戸愚呂弟」であるボスからは「低級妖怪なら消滅してしまう程の妖気」が毎日溢れ出していた。
職場の雰囲気は連日のお通夜状態。セレモニーホール勤務かと錯覚するレベル。
そして焦ったボスは我々に発破をかけるために、
社員旅行を人質に取った。
「この調子だと社員旅行の実施も検討し直さないといけない。」
「正直この成績だと社員旅行に行ってる場合じゃない。」
「社員旅行に行くためにももっとお前達は頑張らないといけない。」
ボスはこれらのフレーズを事あるごとに使い始めた。
確かにそうだ。2ヶ月続けて成績不振、予算の達成も危ぶまれている。浮かれて旅行に行ってる場合じゃない。私もそう思う。それは職場のメンバー全員も感じていた。
ただ、「みんな社員旅行楽しみだろ!?行けないなんて嫌だろ!?」という含みを持ったこのフレーズを何回も聞いていると1つの疑問が浮かんでくる。
果たして私はそんなに社員旅行に行きたいのか?
もともと「社員旅行否定派」だった私を含めた数名は初期段階からこの疑問と向き合った。
ハタシテワタシハソンナニシャインリョコウニイキタイノカ?
そしてボスが「社員旅行人質発言」を繰り返す度に、「社員旅行穏健派」だったその他のメンバーもこの疑問と向き合うことになり、最終的に職場の世論が、
「社員旅行そんなに行きたいわけじゃない。」
に行き着いた。
こうなると社員旅行は人質としてはもう機能しない。
みんなの心が社員旅行から離れてしまった今、社員旅行には担保価値が無い。その為に頑張れと言われても無理だ。頑張るだけの担保価値が無いのだから。
「社員旅行人質発言」を繰り返すボスと、社員旅行への価値を見失った我々の溝は深まるばかり。
更にボスは「社員旅行がホントに無いかもしれない」事に真実味を持たせる為に旅行に関する情報を一切公開しない。フライトの時間すらも。
更に深まる溝。
結局、情報が解禁されたのは旅行の2日前。しかも「旅行のしおり」までしっかり作成済み。なんだったんだよ、あの茶番は。フライトの時間は朝6時50分。朝早過ぎだろ。
そして旅行当日、沖縄に到着し、レンタカーを取りに行くボス。しばらくして戻ってきたボスが乗っていた車は、
マスタングの赤いオープンカー。
楽しみにしてたやん、ボス。絶対にマスタング楽しみにしてたやん。今までの茶番はなんだったんだよ。すげー前から予約してたんでしょ、マスタング。
マスタングの赤いオープンカーに乗った、戸愚呂弟に似たサングラスをかけて登場したボスを見て、私を含めた職場のメンバーは膝から崩れ落ちました。
長くなったので続きます。