その男、武千代

38歳、モッズ系2児の父。

「糖質制限ダイエット」をやってみたら「世の中の真理」に気づいた

8月の終わり頃、ネットで

糖質制限ダイエット」

に出会った。

 

糖質制限ダイエット」を簡単にまとめると、

 

脳を動かすための糖質を制限すると、

代わりに脂肪を使って脳を動かすようになり、

脂肪が燃え、

そして、

結果、

痩せる

 

と言った内容。

 

詳しいことはグリコ様のサイトにまとめてあるのでご参照ください。

糖質制限ダイエットってなに?そのメリットとデメリットとは? | POWER PRODUCTION MAGAZINE(パワープロダクションマガジン)

 

 

このダイエットの良いところは、カロリー制限のように食事のカロリーを気にしたり、カロリー計算しなくても、ご飯とかパンといった主食(糖質の多いもの)を避ければ、なんとなくダイエットできるところ。

 

さらに、カロリーの取りすぎはもちろんダメだけどそこまで厳しくなかったり、タンパク質もある程度摂取して良いらしく、お肉やお魚は食べられるためダイエットにありがちな空腹感にさいなまれることもあまりない。

 

ダイエットにかかる面倒ごとが少ない上に、効果が出やすいということでネットでもかなり話題になり、調べると「糖質制限ダイエット」を実践している人のブログもたくさん出てくる。

 

時々、「糖質制限ダイエット」をしてて死亡した人の記事も見かけるので万能なダイエット方法ではないんでしょうけど、そもそも万能なダイエットはないでしょうし。

 

健康的に痩せたいなら、まず運動をしないといけない、と私は思います。

 

ラクして痩せる、は無い、と。

 

 

 

でも、ネットで色々調べてみると面白そうなのでやってみました、「糖質制限ダイエット」。

 

 

 

並行して以前から通っているジムも継続。糖質制限と運動でどう変わるのか。8月末から2ヶ月程実施してみました。

 

 

糖質制限をスタートした当初、頭がボーッとして仕方がなくて、炭水化物を食べたくて悶々とする日々。

 

ネットで調べてみると、

「糖質を使って脳を動かすターン」から、

「脂肪を使って脳を動かすターン」に移行するまで

頭がボーッとしたり、体がダルくなったりするようです。これが結構辛くて。

しかも主食を控えてるのでお昼ご飯や晩ご飯の後にすぐお腹が空いてくるんです。

 

「空腹」と「倦怠感」。

 

最初の1週間位はずっとこの2つに悩まされました。楽して痩せる、はやっぱりなかった。

 

その辛い「倦怠感」も1週間もすると収まり、糖質がなくてもなんとかなるんですが、「空腹感」の方は収まらない。

 

すると必然的に糖質の少ないものをたくさん食べてお腹を満たそうとするわけですが、日本という国で暮らしていると糖質が少ない食事を食べさせてくれるお店がほとんどない。

街中に、糖質が、溢れている。

どこのお店に行ってもだいたいご飯が付いてくる。そしてご飯が付いている定食やら、ランチセットの値段の方が、おかずを単品でいくつか頼むより圧倒的に安上がり。

 

日本では米とかパンってタダみたいなもんなのか?

 

そんな糖質制限に向いてない国、日本で糖質制限をするためにネットで色々調べました。

糖質制限を紹介してるサイトで良く出てくるローソンで売ってる「ブランパン」シリーズ。これにはだいぶ助けられました。朝ご飯と昼ご飯はこの「ブランパン」を主軸に据えて、糖質の低いおかずを選んでいきます。

 

それと合わせてこれまたローソンで売ってる「からあげクン」、最近ではどこのコンビニでも買える「サラダチキン」、あとはサラダやスープでお腹を膨らましてく日々。

 

糖質制限と並行して筋トレも実施。糖質制限中にはタンパク質は摂っていいのでプロテインも積極的に摂取。朝晩2回のプロテインに週2回のジムと、ジムに行けない日は家でコロコロローラーとプッシュアップバー。

 

普通のサラリーマンが何やってんだか良く分からないくらいにストイックに過ごしました。

 

 

 

そして、約2カ月が過ぎて現在。

 

 

 

もともと身長170cm(公称)で55kgだった私は、糖質制限を始める前と後で体重に大きな変化はなかったですが、見た目的にはお腹周りと胸周りがスッキリして筋肉が見えるように。

いわゆる細マッチョ体型になりました。

夏も終わり、今さら細マッチョになっても披露する機会もないのが悔やまれます。

 

ただ、もう正直なところ、ここまでストイックな糖質制限はしんどいなぁ、というのが本音。

 

細マッチョ体型を手に入れ、最初はテンションが上がりましたが、

 

普通のサラリーマンである私が、

ストイックに糖質制限をして、

ストイックに筋トレをして、

細マッチョになって、

一体、

何になる?

 

という疑問にぶち当たり、結果、

 

何にもならない

 

という結論に至りました。

 

 

人間、何にもならないことにストイックになり続けることは難しい。誰かに細マッチョになった私を褒めてもらいたい、細マッチョの私をもっと見てもらいたい、細マッチョな私を激しく求めて欲しい。

 

しかし、世の中は34歳のオッサンが細マッチョになっても興味なんかない。

 

なんなら「糖質制限ダイエット」をしていることを伝えても、

言われてみたらちょっと痩せた?

と社交辞令程度のコメントしか引き出せない。

 

34歳のオッサンが糖質制限してても、ダイエットして痩せても、興味ないんです、世の中は。

 

むしろ、何でそんなことしてるの?、って怪訝な顔をされる。

 

怪訝になるんです、34歳のオッサンが唐突に「糖質制限ダイエット」とか言い出すと。不信なんです、不信感が募るんです。

 

 

もうやめだ、そもそも太ってないんだ、私は。これ以上痩せると、これからの時期、免疫力が下がってすぐ体調を崩してしまうことを、過去の経験から私は知ってるんだ。すぐに風邪をひいてしまう。

 

これからは風邪をひかない体作りのために、どんどん炭水化物を摂って、大きな体を目指します。

 

誰も興味ないでしょうけど。