その男、武千代

38歳、モッズ系2児の父。

フランツ・フェルディナンドというバンドのライブに行く

「大学時代に好きになって、今でも聞き続けているバンド」

ってそんなに多くない。

 

そもそも大学を卒業して10年以上(!!)経過しているので、コンスタントに活動しているバンドが減ってきているし、この10年で音楽性が変わって好きじゃなくなったバンドもいるし、私の音楽の趣味が変わって聞かなくなったバンドもいるし、解散してしまったバンドもいるので仕方がないことではあると思う。

 

そんな中、新譜が出れば今だに発売日前にフラゲし、ちゃんとアルバム1枚通して聞くし、昔のアルバムだって頻繁に聞き、ライブにもだいたい行っているバンド。

 

それが「フランツ・フェルディナンド」である。

 

フランツ・フェルディナンド (バンド) - Wikipedia

 

余談だが、このwikipediaのページ、メンバー写真が掲載されているのだが、脱退したギターのニックがいて、初期からのメンバーで、現在も在籍中のドラムのポールがいないのが謎である。

 

たしかにニックが脱退した時は驚いた。「ニック推し」の私は本当にショックだった。

 

ニックはバンドの花形だった。

 

高い位置でギターを構え、左右に高速で揺れながらギターをかき鳴らし、ボーカルのアレックスを食う勢いでコーラスをし、時にはキーボードも弾く。1人で何役もこなせるユーティリティ。私はライブに行くといつもニックに注目していた。

 

そんなニックを失った悲しみを受け入れ難いのはわかる。痛いほどわかる。

 

ただ、もうメンバーではないニックの写真を載っけて、今もメンバーであるポールの写真を載っけないのは良くない。

 

ポールはドラマーとして、バンドの肝であるリズムを支えている。ニックほど目立たないし、メンバーの中では地味かも知れない。しかし、同じリズム隊で、ポールと同じくらい地味なベースのボブは載っているのだ。

 

メンバー写真が掲載されていないのは、新メンバー2人と、ポール。これはどういうことだろう。陰謀の匂いがする。引き続き、調査が必要だ。

 

 

 

何はともあれ、2004年の傑作デビューアルバム「Franz Ferdinand」から聞き始めて14年。あの時、私はハタチだった。

 

デビューアルバムを引っさげて2004年のジャパンツアー、今は亡き「横浜BLITZ」での初ライブから早14年。その時、私はハタチだった。

ハタチの私は、フランツ・フェルディナンドに夢中だった。「The Dark Of The Matinee」に夢中だった。

 

2ndアルバム「You Could Have It So Much Better」はそんな興奮覚めやらぬ中、2005年にリリース。

 

その翌年、2006年にはロックの聖地「日本武道館」でのライブ。「日本武道館」がダンスホールになった瞬間、私はアリーナで踊り狂っていた。人生で一番踊り狂った瞬間かも知れない。

 

その後、2009年リリースの3rdアルバム「Tonight: Franz Ferdinand」、2013年リリースの4thアルバム「Right Thoughts, Right Words, Right Action」のジャパンツアーでは2公演とも「Zepp Tokyo」でアラサーの私が、年甲斐もなく踊り狂いました。

 

フランツ・フェルディナンドとしては5年ぶりの5thアルバム「Always Ascending」が今年の頭にリリース。(間にスパークスとのコラボ盤「FFS」がありました。あれも良かった。)

 

そして明日、「東京国際フォーラム」でのジャパンツアーに参加します、私。

 

国際フォーラムはライブ会場としてはとても好きな場所なんですが、座席指定のためフランツ・フェルディナンドとの相性が良いのか。果たして私はアラサー最後の年に踊り狂えるのか。そんな、こちらの杞憂を吹っ飛ばすくらいのライブで、東京国際フォーラムダンスホールに変えてくれるのか。

 

今から楽しみです。

 

結果は近日、ライブレポートととして発表いたします。

 

フランツ・フェルディナンドファンの方、会場でお会いしましょう。