その男、武千代

38歳、モッズ系2児の父。

karate

おじさんが集まってお酒を飲むと、若い人には理解されないレベルの話で盛り上がるから不思議だと思う。

 

残念ながら、レベルでいくと相当低いレベルで盛り上がっている。しかも相当盛り上がる。そのレベルの低さが、若い人には理解が及ばない。

 

不思議な現象だと思う。会話のレベルが高すぎてついていけない事象はよく聞くが、レベルが低すぎてついていけないのだ。そこそこ年齢を重ねた、成人男性の話しについてこれない、レベルが低すぎて。

 

悔しくはなるが、おじさんが集まると、だいたい下ネタの話しになる。そして何故だかおじさんの下ネタは、年齢の割に幼稚になる。幼稚になる、と言うと語弊があるかも知れない、一周して、原点に帰っている。よく言えば、原点回帰。

 

それは何故か、今や、おじさんは原点回帰しないと話すことがないくらいに、性の前線で戦っていないからだ。それが、最前線で戦っている若者には理解が出来ない。彼ら若者は戦っているのだ、性の最前線で。

 

だから若者の下ネタはもっとリアルで、おじさんとは相入れない。おじさんの下ネタは、リアルな下ネタではない。懐古的な、前時代的な下ネタだから。過去の体験に基づく下ネタ。これをおじさん同士で話して盛り上がる。若者との乖離は広がるばかりだ。

 

かと言って、おじさん達は原点回帰的な下ネタで盛り上がって幸せか?と言うとそうでもない。

 

会話のレベルが低すぎて、当人達も翌日には忘れている。なんか盛り上がったけど、何を話したかは覚えていないのだ。

 

これはこれで、不思議な現象だと思う。