映画「処刑人」を強くオススメしたい
まずタイトルがヤバい。ダサい。はっきり言って超ダサい。改めて見ると超ダサい。タイトルだけで見ようって気持ちにならない。前情報なしだとアメリカの映画かわかんない、時代劇かと思う。
そしてDVDのパッケージもダサい。今流通してるのはどうだか知らないけど私がレンタルした頃のパッケージは超ダサかった。炎の前で主演の2人が銃を構えてる。マジダサい。センスねぇ。
なんの気なしにDVD借りに行ってタイトルがダサくてパッケージもダサい映画なんて絶対に手に取らないですよね。わかる、普通はそう。もっと横文字でカッコいいタイトルとか美男美女が素敵なロケーションに佇むパッケージの方を選ぶ。
でも、映画自体は面白い。ホントに面白い。
私が初めて「処刑人」を観たのが高校生の頃。映画なんてジャッキー映画のようなアクション系くらいしか観てない私。今でこそタランティーノが「パルプ・フィクション」でやっていたストーリーの時間軸をズラす手法はそんなに珍しくないけど、それを知らない当時の私にとってこの「処刑人」は衝撃的な映画。
しかもとてもバイオレンス。カンフー映画系のバイオレンスじゃなくてガチのバイオレンス。ずっとバイオレンス。指も吹っ飛ぶし猫も吹っ飛ぶ。いわゆる「Fワード」も連発。バイオレンスなんだけどコメディ要素も随所に散りばめられてるんでそんなに重くならずバランスも丁度良い。
そして何より主演の2人がカッコいい。もうめちゃくちゃカッコいい。映画通してこの2人はずっとカッコいい。ウィレム・デフォーもいい味出してる。他の映画でも見たことあるけどウィレム・デフォーがここまでぶっ飛んでる役を演ってるのを見たことない。スピード2の時よりぶっ飛んでる。スピード2のウィレム・デフォーも好き。
1999年の映画ですが今観ても古く感じないし面白い。10年後の2009年に続編「処刑人2」も公開されていてそっちも面白い。でも主演の2人が10年経って老いたなぁ、って感じがしたのは否めない。「3」を製作するみたいな話もあるようですが早くしないと主演の2人がおじいちゃんになっちゃうんで急いでもらいたいものです。
映画の詳細はWikipediaとかに書いてあるんでそっちを見て頂いて、本日は私の「処刑人」に対する熱い思いだけをお伝えいたしました。
是非ともお時間ある時にご覧になってみてください。
やっぱりダサい。