その男、武千代

37歳、妻帯者、一児の父、モッズ系、借りぐらしの崖っぷち。

美容院ジプシー

初めての美容院に髪を切りにいくのは、いくつになっても緊張する。初対面の人に髪を弄られるだけでも恐怖なのに、整髪まで任せるなんて一大事だ。

果たしてこちらの要求通りの髪型にしてくれるのか、髪の毛の癖をキチンと理解して上手に整髪してくれるのか、お店の雰囲気はオシャレ過ぎないか、美容師が雄弁なのか無口なのか、女性なのか男性なのか、不安要素を挙げればキリがない。

なるべくならさっさと「ここだ!」というお店の「この人だ!!」という人を見つけてずっとそこに通うのが望ましいし、そうしないと毎回不安な気持ちで美容院を探さないといけない。美容院ジプシー状態はストレスが半端ないし、整髪が億劫になってビジネスマンらしからぬヘアースタイルで出勤する羽目になる。それはそれで面白さもあるのだが、私のようなアラフォービジネスマンが奇抜なヘアースタイルで悪目立ちするのは居た堪れないので先日、行ったことのない初めての美容院に行ってきました。

 

私は数ヶ月前に6〜7年住んでいたところから引っ越した。なので新しい土地で美容院を探す必要があった。

ここ数年は毎回同じ美容院で、同じ美容師さんに切ってもらっていたので数年ぶりの美容院ジプシー。新しい美容院探しは考えただけでもとても憂鬱だった。しかし髪の毛はこっちの都合なんて関係なくどんどん伸びていく。

特に前髪が長い。着々と後退していく額を隠すために前髪を長めに整髪していたのが完全に仇となった。一方、額のセットバックとは裏腹にサイドは毛量が多く、モサモサと広がるため頭がひと回り大きくなっているようだ。

 

もはや一刻の猶予もないヘアースタイルになっており、美容院探しは必要に迫られていた。仕方がないので美容院ジプシーの救世主「ホットペッパービューティー」に救いを求めた。

駅名を入れてみると出るわ出るわ美容院。この小さい駅にどんだけ美容院あるの!?と恐れ慄く数が出てきた。数を絞るためキーワードに「メンズカット」と入れると少し減ったのでそこから、オシャレ過ぎず、毎月カットするんで値段もそこそこで、駅から近いお店を見つけて、指定された女性の美容師さんだとお安くなるクーポンがあったのでそれで予約した。別に女性の美容師さんに整髪してもらいたかったわけではない。そういうクーポンがあったから、そうなっただけ。そう、それだけのこと。

 

結果、全然上手く注文出来なくて、髪の毛切ったか切らなかったかわからないくらいの長さしか切ってもらえなくて、今まで通ってた美容院に行って一安心しました。

 

美容院探しってホントに難しい問題です。早く地元で見つかるといいなぁ。

吉野家の牛丼が1番美味い

吉野家の牛丼は美味しい。牛丼チェーン店の中では1番美味しいと思う。だから牛丼を食べるなら、私は吉野家に行きたい。

しかし現在、家の近くにも、職場の近くにも吉野家がない。車を出さないと吉野家の牛丼が食べられない。

かと言って車を出してまで吉野家で牛丼を食べたいかと問われると答えはノーだ。それは違う気がする。吉野家の牛丼を食べるために車を出すのは違う。そんなに大それたことにする必要はないはずだ。

 

普段は職場の近くにある松屋で牛丼を食べることが多い。松屋の牛丼だって美味しいとは思うのだが、食べ終わる頃にはやはり吉野家の牛丼が食べたいなという気持ちが募っている。松屋の牛丼の後に、吉野家の牛丼をはしごしたって構わない、とすら思って松屋を出る。結局、吉野家の牛丼が食べたい私、を毎回毎回再認識させられる作業。

 

はっきり言って、総合力で測ると松屋の方がコスパや満足感は高いとは感じている。よく言われるのは吉野家では牛丼単品だと味噌汁は付いてこないが、松屋は付いてくる。これは吉野家だと味噌汁とサラダの着いたAセットを追加で頼めばいいのだが、松屋牛めしランチは生野菜、タマゴも付いてきて、価格が安い。(松屋のホームページを確認したら並盛り500円)コスパが半端ない、松屋コスパが半端ない。

 

でも、吉野家の牛丼が食べたいんですよね。コスパやら色々負けてても吉野家の牛丼は美味しい。それだけで吉野家に行く価値がある。職場の近くに吉野家が出来たらいいのになぁ。

 

あとはなか卯の牛丼も好き。あの牛丼は他の店では食べられない。親子丼も美味しい。うどんも意外とイケる。なか卯も職場の近くに欲しい。もしかしたら吉野家よりなか卯の方が実際に出来たら嬉しいかも知れない。いや、きっと嬉しい。

 

結果、なか卯が一番好き。

スペクター

タフな人生を送りたい。

屈強な男にボコボコにされてもちっとも怯まないし、なんなら得意の護身術で返り討ちにしたい。

ドレスが似合う美女に言い寄られても、一切動じず小粋なジョークと少しのアルコールでその場を和やかにしたい。

そのくせ、簡単に美女と懇ろになりたい。ブロンド美女ならなお良い。

 

スーツをパリッと着こなして、あらゆるシーンにスーツで登場する。

もちろんサングラスもかけるし、革靴はいつもピカピカさ。カフスだって付けてしまおう。

胸板は厚く、髪の毛は短くサッパリしているが、品のあるスタイルをキープ。コロンも小粋な香りのアクセント。

 

ヘリコプターの操縦も、アストンマーチンだって運転しよう。オートマ限定だけどね。マニュアル車なんてナンセンス。

 

あとは慎み深そうな顔をして、ターゲットに銃を向ければ、立派なタフガイさ。もちろん銃を向けられたってビビらないし、ハンドガンくらいなら奪って形勢をすぐに逆転する。そのままカンフーであっという間にノックアウトしてやる。

 

さぁて、まだ終わらなかったっけ、007スペクター。今喋ってるロマンスグレイなおじさん、誰だろ。酔っ払って、片手間に見てたらぜんぜん話についていけない。

何か若いドレスの美女も、いつからいたんだろ。

ボンド!!がんばれ!!

断捨離

着なくなった洋服を捨てなさい、と妻から言われた。折を見て、妻は私に洋服の断捨離を迫ってくる。

確かに私は洋服が多いかもしれない。

結婚して、今の家に引っ越した時に、洋室に唯一あるクローゼットについて、半分は妻の分、半分は私の分と決めて引っ越しをした。

別々に住んでいて、私が先に引っ越しをしたのだが、荷物を入れたらクローゼットは私の洋服で全て埋まってしまった。後から引っ越してきた妻は、私の洋服をしまう場所がないと激怒したが、持ってきていたハンガーラックに収まったのでそのままクローゼットの所有権は私のものになった。半ば強引にそういうことになった。

そこから2年半くらい住んでいるので、私の洋服も買ったり捨てたりしながらも、増加し続けている。もはやクローゼット一つでは足らないくらい増えている。この家は収納が不足しているな、と私は思う。

 

洋服を捨てるときの「着なくなった服」という定義がそもそも難しい。今は着ていないけども、しばらくしたらまた着るかも知れないのに、一時の判断で捨ててしまっても良いものなのか。

私はここ数年、夏はポロシャツ、冬はニット、合間の時期は長袖のポロシャツか薄いニットを着て過ごしている。それ以外の洋服はほとんど着ない。着た記憶もない。

着ないけどライブ行った時に買ったライブTシャツやら、好きなアーティストや映画、ブランドがユニクロとコラボしたUT系のTシャツを目についたら買うので、カラーボックス2段分くらい所有している。中には袋から出していなかったり、タグがついたままの物もある。一回も袖を通してない洋服を捨てられるだろうか。そのうち着るだろうと思うと、やはり捨てられない。

 

妻からするとそんなにたくさん着ない洋服を所有している私のことが信じられないようだが、私からすると、着る服がないと出かける前に騒いでいる妻のことが信じられない。着る服がなくて困るくらいならたくさん所有して、逆に何着ようか迷うくらいのほうがいいのではないかと思う。

 

そんな感じで私の洋服断捨離は一向に進まない。私と妻の衣類に対する認識も平行線のまま。この争いは終わらない。

プールサイド

先日、実家が雨漏りした。

リビングの天井から水がポタポタ落ちてきたそうだ。

実家のリビングの上はルーフバルコニーみたいになっているので、そこの防水に不具合があるだろうとのことだった。建ててから25年くらい経っているからボチボチ不具合も出てくる頃合いなのだろう。

 

どこから水漏れするかを検査するとのことだったので、面白そうなので私も立ち会った。

 

検査の方法は簡単で、ルーフバルコニーの排水口を塞いで水を溜め、どこから漏れてくるか確認する。水をどんどん溜めていき、最終的にルーフバルコニーがプールみたいになった。今年の夏はコロナの影響や、子供がまだ小さいこともありどこにも出かけず、夏らしいことを何もしなかったので、やっと夏っぽいことができたなぁと、少し、心が躍った。

 

結局、ルーフバルコニーの防水が切れてるところがあったようで、とりあえず応急処置をして検査は終わった。防水を全部やり直す工事を近いうちにやることに決めた。

 

築年数的に外壁と、防水全部やり直した方が良いと業者に言われて見積もりをお願いしたら、だいたい800万円くらいとのことだった。高級車が買えるな、そこそこの高級車が買える。

高級車を買うか、家を直すか悩ましい問題だ。

20年前、ロックンロールはリバイバルした

先日、車で移動中に、六本木を拠点にする日本最強のオシャレFM局「J-WAVE」を聴いていたら信じられない情報が流れてきた。

 

The Strokesの1stアルバム「Is This It」が発売されて今年で20年だという。マジか、あれからもう20年も経ったのか。

 

発売当時は正直The Strokesのことは知らなかったし、2ndアルバム「Room on Fire」から聴き始めたくらいだけどその「Room on Fire」でさえ発売されて18年経っている。(2003年リリース)

嘘だ、もうそんなに経ったの?いわゆる「ロックンロールリバイバル」ってそんなに昔のことだったの?結構最近の記憶なんですけど、と思って当時よく聴いていたアルバムを調べてみると、

The Vines「Highly Evolved」(2002年)

The Libertines「Up The Blacket」(2002年)

The Killers「Hot Fuss」(2004年)

Franz FerdinandFranz Ferdinand」(2004年)

KASABIANKasabian」(2004年)

The Ordinary Boys「Over The Counter Culture」(2004年)

Arctic Monkeys「Whatever People Say I Am, That's What I'm Not」(2005年)

どれもこれも15年以上前のアルバムでした。

調べてみて2004年の豊作ぶりに驚いた。ここに書いてない有名なアルバムもたくさんリリースされている。

未だにこの辺りのアーティストは新譜が出たら聴いているので、ひょっとするとファン歴20年くらいになってる。

 

そりゃ若い人と話ししても、学生時代に聴いてたアーティストが被らないわけだ。小学生がThe Libertines聴いて盛り上がるわけないもんな。英語で何言ってるかわかんない音楽なんか聴かないよ、普通の小学生。私もそうだったし。

 

20年経ってもThe Strokesの「Is This It」をたまに聴くと、すげーいいアルバムだなぁって思う。次の20年も推せるバンド、探さないと。

夏と言えば「The All-American Rejects」

暑い。毎日暑い。

毎年、去年もこんなに暑かったかしら?と思うけど、多分同じくらい暑かったはすだ。

マスクして過ごす夏は格別暑い。去年もこんなに暑かったかしら。

 

夏になると「The All-American Rejects」を聴きたくなる。「The All-American Rejects」を聴くと夏を感じる。「The All-American Rejects」に興味が薄れていくと、夏が終わるんだなぁと感じる。

何故だか、いつからか、「The All-American Rejects」は私の夏とリンクしている。

 

The All-American Rejects」は爽やかなので日本のジメっとした夏に聴くと清涼感が得られる。特に2nd「Move Along」の爽やかさは圧倒的だと思う。1曲目の「Dirty Little Secret」から爽やか。ギターのリフが聞こえただけで体感温度が下がる。

アルバムタイトル曲の「Move Along」も爽やかで最高だけど、8曲目「Dance Inside」が個人的にはオススメ。この曲は昼間より夜に聴く方が個人的にはしっくりくる。切ないメロディーが良い感じ。

 

だから私は毎日通勤時間は最近もっぱら「The All-American Rejects」を聴いている。クソ暑い夏に少しの清涼感、オススメです。