その男、武千代

38歳、モッズ系2児の父。

DUNE

先日、ランチにカルビ丼のお店でご飯を食べた。

 

「カルビ丼屋さん」って珍しかったのと、最近カルビ食べてないなぁ、と急にカルビが無性に食べたくなったのだ。

 

とにかくたくさんのカルビが食べたかったので、いわゆる「アタマの大盛り」みたいなのを注文した。

これでたくさんカルビが食えるぞ、心ゆくまでカルビを食うぞ、とワクワクしながら待っていると程なくして着丼。

 

ウェーイ!とカルビに食らいつく。美味しい。そんなに高級なお肉ではなさそうだけど、カルビは旨い。最近は加齢により焼肉に行っても脂っぽいお肉は避けていたので、久しぶりに食べたカルビは美味しかった。

 

あっという間に食べ終え、事務所に戻ろうと思って外に出て、マスクをした時に異変に気付いた。

 

うち、めっちゃニンニク臭い。

 

マスクの中がヤバい、ニンニクの臭いが充満している。自分でも臭くて辛い。

 

常備しているクロレッツを噛んだが、クロレッツでは完全に役不足だった。爽やかにならない、クロレッツが力負けしている。

 

その日は終日研修で、圧倒的にニンニク臭いまま午後の研修がスタートした。

 

座学が中心だったのでこちらからの発言はほとんどないのだが、呼吸をしているだけでもマスクの中がずっとニンニク臭い。ニンニクをマスクの中に潜ませているようだ。

 

休憩時間にマウスウォッシュでうがいをしたら多少マシになり、よし、研修聞くでぇと勢いこんでいると軽くゲップをしてしまい再びマスクの中がニンニク地獄に。

 

睡魔と自らのニンニク臭に耐えながら無事に研修を終えた私は直帰し、誰にもニンニク臭くて死にそうだった研修の事は話さずに一日を終えました。

 

そして、今日に至るまでその話しは職場の誰にもしていません。きっとこの先もずっと話さないでしょう。

 

こんな話、聞かされた方の身になって考えると、何て言ったらいいかわかんないもん。