その男、武千代

38歳、モッズ系2児の父。

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帰りの電車が人身事故で遅れてたりすると凄いガッカリする。何もこのタイミングでなくても、と不謹慎ながら全力で憤るし、1日長いんだから昼間の私が電車に乗らない時間にしてくれよ、と失礼だが全力で憤る。憤りが止まらない。止まることを知らない。

 

一方で、朝出勤する時に人身事故で電車が遅れていてもそんなに憤らない。朝から用事があれば別だが、そうでもなければ、仕方ないなぁ、くらいなもんである。

 

朝はいい。電車の遅延が原因で遅刻しても怒られない。遅延証明書があればどうとでもなる、公然と遅刻が出来る。だから気にならない。

 

帰りはそうはいかない。こっちは一刻も早く帰宅したいのだ。我慢に我慢を重ねて、大して面白くもない仕事を1日こなして、やっと帰れるぞ、と盛り上がっているのに。そこに水を差すとは何事だ。なんの権利があって私の帰宅を妨げるのか。そちらにはそちらの事情があるだろうけども、それは私には関係がない。たいがいにせい、と。憤るに決まっている。

 

今の職場は家に帰るルートが複数あるのでまだいいが、昔の職場はルートが1つだったため、運転見合わせの場合にはもはやなす術がなかった。運転再開するまで何も出来ない。運転再開をただ待つのは辛い時間だった。

 

やめよう、と。これ以上、公共交通機関に迷惑をかけるのはやめにしよう。さらに車で踏切内に閉じ込められないように運転しよう。そんなに難しいことではない。ちょっと注意すれば出来るはずだ。電車内でお客様同士のトラブルを起こすのもやめよう。いい大人が恥ずかしいぞ。バカ。あと、電車内で人との距離感がやたら近いやつ、空いてるのに俺の隣に来んなよ、バカ。

 

今日も平常運転であることを祈りながら会社を出ます。